与論空港といえば、与論島にある空港だろうということが即座に思い浮かぶことと思います。
実際その通りで、鹿児島県大島郡与論町にある地方管理空港です。
島の中心部や、与論島と周辺地域をつなぐフェリー乗り場からも近い所に位置している空港なのでわかりやすく、利便性にも優れた空港となっています。
白い外観の空港は、いかにも南国与論島の空の顔を表す建物となっていて、すがすがしくもゆったりした印象を与える造りとなっています。
利用客は、年平均でいうと大体70000人程度で推移しているということから、与論島における最大の輸送手段として利用されていることがわかります。
空港からのアクセスもよいフェリーについては、日常的に島から島への移動で用いられていると考えられるため、飛行機と比較してどの程度の差があるかわかりませんが、与論島へ空から入ってくる人の多くは観光目当てでやってくるのではないでしょうか。
その与論空港の主要設備は、航空会社は2社、日本エアコミューターと琉球エアコミューターとなっています。
この航空機会社の顔ぶれから言って、与論島から本州へ、あるいは与論島から沖縄へという路線が主要路線となっていることがわかります。
与論空港は島の最西端の海に臨んで位置しているため、晴れて穏やかな日には美しい海を臨むことができます。
周囲を美しい海に囲まれた空港から離陸し、上空に飛び立ったときの爽快感はなかなかのものがあるのではないでしょうか。
おそらく地方空港ということでさほど大きな旅客機が飛ぶとは考えにくいことからも、小さめの飛行機で離陸し、空に舞い上がった瞬間見渡す美しい海は、初めて与論島にやってきた人ならそれだけで訪れた値打ちがあったと思えるような美しさではないかと思います。
小さな島である与論島を代表する空の玄関口は、白亜の建物でおしゃれに造られていながら、本州や沖縄に向けて飛び立つ人々をいつも暖かく迎え入れる空港です。