日本全国に数多くある空港のうち、最も耳に残ると私が思うネーミングの空港があります。それは兵庫県豊岡市にある飛行場、コウノトリ但馬空港です。
最初聞いたときに、えっコウノトリって、と耳を疑いました。確かに飛行機が空を飛んでいる姿はコウノトリに見えなくもないですが。でも、なんでコウノトリ但馬空港だけそのネーミングなのと不思議に思いました。実はコウノトリは飛行機の姿ではなく、豊岡市の市鳥がコウノトリだからネーミングに使用したのだそうです。日本でコウノトリがいるのはこのあたりの地域だけだそうです。おそらく飛行機の姿にもマッチすることからもきていると思いますが。
このコウノトリ但馬空港は、兵庫県の北部の交通を便利にするために建てられたそうです。テナントにはレストランやレンタカーの会社などが入っていて、便利そうです。連絡バス、タクシーなどの連携もばっちり。あと、豊岡市の周辺は観光にもおすすめの土地です。ビジネスの用事だけでなく、ふらりと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。特に山陰海岸ジオパークというところは、日本の遺産ともいえる景観のすばらしいところです。
そしてここの空港のシンボルキャラクターはたじまるくんという飛行機をモチーフにしたもの。全身黄色で愛らしさがあるので、キャラクターグッズをお土産にするのも悪くないと思います。たじまるくんではないですが、飛行機の側面にコウノトリのデザインがほどこされています。もしビジネスの用事などであくせくしていても、ほっと和む瞬間です。
最後になりましたが、この空港はコウノトリを野生に返すための運動に貢献しているそうです。まさにネーミングの通り。募金箱が設置されているので、運動に興味のある方は募金していかれるとよいです。卵にひびが入ったモチーフの置物がロビーで目立っているので、すぐにわかると思います。コウノトリが野生で自然と繁殖できるようになり、日本全国に増えるといいと思います。